〝コッテリ濃厚〟な味が好きですが、今回はすっきりした、やさしい風味のラーメンをご紹介。東区の環状線沿いにある「色即是空」はまずその店名に打ちのめされます。でもラーメンはポタージュ系のスープでやさしい感じ。「山わさび」も「香港地」もスープはいずれもやさしい味わいで、塩ラーメン系。米線(ミーシェン)はラーメンというよりお米で作った細いうどんって感じでしょうか。
先に紹介したススキノの「cocono susukino」と同じ日(2023年11月30日)にオープンした「BiVi新さっぽろ」。「cocono~」「moyuku~」に続いて札幌に出来た3つめの大型商業施設だけれど、個人的にはここが一番気に入った。上・下直通のアクセスも利点だが、やはり開放感たっぷりの「BiVi PARK」が良い。空が見えるのが嬉しい。「moyuku」も空を作ればよかったのに(水族館、暗いもんな)。ここ新札幌エリアは大学のキャンパスが建設されたりしてドラマチックに変貌しているが、既存のサンピアザ、イオン、カテプリ、デュオに「BiVi」が加わって、さしずめ「シン・札幌新都心」って感じ。これら全エリアを「マールク新さっぽろ」と言うんだとか。隣町の北広島にはエスコンフィールドがあるし、厚別区がドえらく変わりそう。
cocono susukinoよりも長い工期を経て、coconoより先にオープンした「moyuku SAPPORO」。入ってるテナントはcoconoと遜色ない感じで、狸小路直結だからこっちに分がある気もするが、5~7階にある都市型水族館「AOAO SAPPORO」の栄え次第かな。入場料大人2200円ってのが高い気がする(せめて1500円か)が、赤ちゃんを連れた若いお母さん二名が自販機のパネル画面を手際よく操作して発券し、ベビーカーを押してスイスイ~と中に入っていったりしている! 常連なのだろうけど、こういうお客さんが増えればAOAOも安泰でしょう。
菖蒲池の中にある小島に繁茂した木々も、ところどころ紅葉して。
「四翁表功之碑」周辺の紅葉。四翁表功之碑(左)は、北海道開拓に尽力した4人の人物を顕彰した石碑。
さよなら銀杏の径、また来年。
今年はマスクなしに紅葉を見られるなと思ったら、雪虫やアブラムシが大量発生して、口にも目にも耳の中にも入ってくる。結局、今年もマスク着用での紅葉見物となったけれども、昨年とは違う充実感を味わいました。
ここ3年は紅葉を見に来ても、どこか落ち着かない気忙しい感じがあったけれど、今年はゆったりと見物できた。訪れた行楽客の顔もほころんでいた。コロナ禍、過ぎちゃうと「なんだったんだよー」と思うけど、面倒な「わざわい」だったことは確か。紅葉を眺めていたこの一時はそれを忘れた。