4プラの歴史を紹介したパネルを見ると、ここには一誠堂の他に維新堂という衣料品店や喫茶店などもあったようだが、その頃のことを私はひとつも覚えていない。50年前と今では劇的に違う。ポスター展、来年1月30日まで。長年、ありがとう、4プラ。
子供の頃、デパートに行くとファッショナブルなポスターが貼ってあって、モデルの女性がものすごい年上に見えた。70年代に流行ったアンノン族の女の子達はどこへ行ったんだろう。バックに当時ブームだった「幸福駅」が映ってる、懐かしい。
4プラ7階の「自由市場」はユニークなショップが居並ぶスペースだが、私の中学時分は「一誠堂」という本屋(確か古本屋)があって、その横で猛烈な量の映画ポスターが販売されていた。そのポスターが大量に吊られたワゴンにかじりついて、一枚一枚ポスターを見るのが好きだった。『ローマ帝国の滅亡』とか『クオ・ヴァディス』なんてのがあったな。マチで映画を観た後はここでポスターを眺める、がルーティンだった。高校になるとポスター屋も一誠堂もなくなって、以来、ここには来なくなったので、今回、40数年ぶりの再訪。
札幌中心部、市電が曲がる南一条通の交差点にある商業ビル「4プラ」。子供の時からあって、中学時代はよく通った。確か、7階の自由市場に「一誠堂」って古本屋さんがあって、そこで映画雑誌を漁った覚えが。来春、取り壊される懐かしの「4プラ」が今、ポスター展を開催。これを含め、4回取り上げます。
プティ・フール(PETITS FOURS)が近所(白石中央)に出来た時には、高校の帰りに寄ってクリームパンやコーヒーデニッシュを買って食べながら歩いた。それからもう40年も経つけれど、美味しさは変わらない。